
歴史にはあまり興味がなかったですが、歴史の本を読んで加藤清正に興味を持ってしまいました。
加藤清正には現代でも役に立つような逸話があるので紹介したいと思います。
1、食べられる城
清正は、熊本城の他にも江戸城(東京都)や名古屋城(愛知県)などの築城に携わっています。
「最強」と呼ばれた石垣による堅固な防御は、近世城郭の発展とともに生涯を歩んだ加藤清正が、自らの合戦と築城の経験を全て注ぎ込んだ集大成なのです。
この熊本城が、なんと「食べられる城」なのだ。たとえば、城内に敷かれている畳。普通なら、畳の芯にはわらを使うのだが、なんとサトイモの茎が使われている。サトイモの茎は保存食になるからだ。
また、土壁のつなぎにもサトイモの茎が使われているほか、壁にはカンピョウが塗り込んであると言われる。
剛腕実直な人柄が窺えますね。
天変地異があってもおかしくないこのご時世、見習いたいですね。
2、虎退治
鮮出兵で獅子奮迅の活躍を見せた清正は、現地の人々から「鬼上官」として恐れられました。
現地には、泣き止まない子供に「鬼上官が来るぞ」と言うとぴたりと泣き止むという言い伝えがあるそうです。身長190㎝の清正は長烏帽子形兜というこれまた長い兜をかぶっており、その姿は魔物か巨人かといったところだったのでしょう。それが余計に怖かったのかもしれません・・・。
また、朝鮮で清正が虎退治をしたという逸話も有名で、浮世絵などの題材になっています。
3、朝鮮飴
加藤清正が文禄・慶長の役(朝鮮出兵)に保存食として携行したことから朝鮮飴と呼ばれるようにりました。江戸時代は藩が全量を買い上げ、幕府への献上品や参勤交代の土産にしていました。